調査前は、LAMP環境でWordpressを入れるのがデフォルトで、他の選択肢があまり思いつかなかった。
どうやら最近は下記のような構成の「JAMstack」が流行りっぽい。
Headless CMS(ex. contentful, Flamelink)+ホスティング(ex. Firebase Hosting, Netlify)
《参考》
以下、構成例。
典型的なWordPressブログ(約3500ページ)を、URLや機能・使用感などを一切変えることなくFirestoreに丸ごと移行して静的化運用している(2020/5/9:引用)
Wordpressからの移行。
Firebase+Flamelink+etcの例。・JAMstackは眠らない(slideshare)p.60:JAMstackの問題点
ざっと見た感じ、JAMstackのメリット/デメリット。
メリット
- 表示速度の向上
- 利用ユーザ側は静的コンテンツにアクセスするだけなので、爆速になる。利用ユーザにとってはこれが一番のメリットっぽい。 ※参考
- すべて無料で構築できる
- 個人で利用する範囲なら無料で構築+運用可能。レンタルサーバ代がかからないのは良い。
- 横展開しやすい
- ホスティング/フレームワーク/CMS/コンテンツ間を切り分けられるので、コンテンツは同じで別のWEBアプリの新規開発とかはしやすい。※参考
- セキュリティ
- Wordpressセキュリティ問題からの解放。PHPからの離脱。
- デザインを自由度高くカスタマイズできる(デメリット3との対比)
- ページデザインもお好みで。Bootstrapとか使うのも自由。
デメリット
- CMS管理画面のユーザビリティが、Wordpress >>>>> Headless CMS ぽい(2020.5.20現在)
- 機能面やプラグインは圧倒的にWordpressが充実している。 Headless CMSの操作性も、一般の人でも操作できるレベルとは思うが、開発者が触る想定のところも多い。
- 仕組みが複雑になりがち
- LAMP+Wordpressはシステム環境的な相互依存は大きいが、その分シンプル。JAMstackだと、サービスを切り分けている分、管理部分が増える。
- デザインは一から作らないといけない(メリット5との対比)
- WordpressみたいにNo Codeは不可。Bootstrap等、既存テンプレートは使えるが作り込まないといけない。
所感として、試すのはありだと思う。
Google好きなので、今のところFirebase+Flamelink+αが良さげかなと思ってる。
《参考》